「病棟会は絶対参加」と思っていませんか?
「病棟会は絶対参加」が暗黙のルールになっていて「絶対参加だから」「強制だから」という理由で誰もが病棟会に参加している。「絶対参加」なんてことが明文化されているはずもないのに。
えっ!? 師長自らが「絶対参加」と公言している!? そりゃ、マズいですよ!
「何のための病棟会かわからない」
「報告と師長のお小言ばかりで会議になっていない」
「日勤終わりで始めた会議が、終わったときは日付が変わっていた」
「みんなダンマリでお通夜みたい」
「そもそも月1って多くない?」
そんな病棟会にまつわる問題を全部斬らせていただきます。
師長!そんな病棟会をしていたら、みんな辞めちまいますよ!
病棟会は絶対に参加しなければならないのか
勤務時間外に行う病棟会の強制参加は、「時間外労働」です。
病棟会に時間外手当を支給しないのなら、法令違反とみなされます。いわゆるサービス残業なので「絶対参加」なんて言えるはずないですよね、師長!
時間外の病棟会参加は強制できない、はずなのにー

「病棟会は強制参加です!」「夜勤者以外全員参加です!」と強制を公言している場合だけでなく、暗黙のルールで「強制参加」というケースが非常に多い。これこそが問題なんです。
「任意参加」と言いつつ、参加しないと不利益を被ってしまう。たとえば、不参加の人に面倒な役割を充てる「欠席裁判」の横行。病棟会での決定事項を教えない。「だって〇〇さん、このあいだの病棟会出てないでしょ」という嫌がらせ。「私は休みなのに参加しているのに、○○さんは病棟会の日はいつも日勤」というスタッフ同士の監視。
こうした職場風土があると、「任意参加」であっても、みんな「絶対に参加しなければならない」という気持ちになり「強制参加」という鉄の掟が出来上がってしまうでしょう。
時間外の病棟会に時間外手当は支給されていますか?
労働環境の改善の一環として、時間外の病棟会に対し手当を支給する職場は増えています。”今まで支給してこなかったからー” は何の理由にもなりません。
師長は「開始―終了時刻」を明確にし、参加者に時間外申請をするよう指示しましょう。
でも、そもそも病棟会って必要ですか? 全員が参加しないといけないのでしょうか?