「看護師長になりたい」 極めて現実的な方法を伝授します!

看護師向け

私は20数年看護の現場にいましたが、一度も聞いたことがない一言があります。

「看護師長になりたい」

 

専門看護師になりたいとか、認定看護師になりたい、〇〇の資格を取りたい、なんてことは、本心はどうあれ、散々聞いてきましたが、「看護師長になりたい」という言葉は誰の口からも出ることはありませんでした。

 

が、いると思うんですよっ! どこかに「看護師長になりたい」と心に秘めている人が!

「本当は看護師長になりたいんだけど、大変そうだし……」
「私が看護師長になりたいとか言ったら、身の程知らずと思われるんじゃないかな?」
「看護師長になりたいんだけど、そんな相談どこにすればいいの?」

 

今回は、そんなあなたに届けたい!

看護師長になる【現実的方法】です。

 

そして、今はその気はなくてもこれを読んで「看護師長を目指すのも悪くないかも」なんて思っていただけたら幸いです。

では、まいりましょう。

 

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看護師長になりたい人は少ないの?

しつこいようですが、私は「看護師長になりたい」という看護師に会ったことがありません。

看護師長といえば、勤務や人間関係の調整、クレーム処理など厄介な仕事が多く、スタッフからも嫌われる損な役回りです。

が、「マネジメントに興味がある、向いている」と思う人にとっては、適した役割です。

「夜勤がなくて勤務が規則的」「管理職手当がついて給与が高い」というのも看護師長職の魅力のひとつで、これらも含めて「看護師長になりたいー隠れ師長志望者」は、いるはずなのです。

 

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「隠れ師長志望者」を悩ます、ネット情報と現実の乖離

では、なぜ「隠れ師長志願者」は隠れているのでしょうか。

おそらく、

・どうしたら看護師長になれるのかわからない
・どう意思表示していいのかわからない
・現体制への不満や批判ととられるかもしれない
・周りから浮いてしまうかもしれない

などの思いがあるからでしょう。

 

ネットで「看護師長 なりたい」と検索しても、出てくるのは昇進システムや教育体制が整った大規模病院の話ばかり。看護師長に求められる能力も高度なものばかりで、「専門看護師、もしくは認定看護師の資格はマスト」とか「認定看護管理者の資格があれば有利」とか、中小規模病院で働く看護師にとっては、まるで現実味がありません。

 

「でも、うちのいまの師長、そんな能力ないし、専門看護師でも認定看護師でもないけど? 認定看護管理者?ナニソレ?」

というように、大規模病院のモデル的情報と、中小の病院の現実には大きな乖離があるのです。

 

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看護師長選考の現実

昇進試験、研修、専門資格が必要?

ネットで紹介されている「看護師長になる方法」は、看護師長になる王道、正規のルートであることは間違いないでしょう。

が、こちらの記事にもあるように、みんながみんな専門資格をとったり、研修や昇進試験を経て看護師長になっているわけではありません。

 

 

看護師長になる明確な基準がない職場も多い

良し悪しはさておき、看護師長を選ぶ明確な基準がない職場では、

・その職場で長く勤務している人
・看護師経験が長い人
・人望がある人

など、ザックリした基準で看護師長を選んでいます。

といっても、決して適当に選んでいるのではなく、「今いる人の中から最適な人を選ぶ」という熟考がなされています。「専門資格がー、研修がー」とは言っておられず、なかには「在職者の中に適任と思われる人がいない」という苦しい状況の職場もあるのです。

 

ちなみに私は、自分よりも上にいる人が次々に辞めていくことが続き、「あ、このままだどあと2.3年のうちに師長のお鉢が回ってくる」と察し、その予知通り「順番です」という流れで看護師長になりました。

 

 

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看護師長になる【超現実的】方法

看護師長を選ぶ明確な基準がない職場では、「やらされ師長」が誕生し、みんなが不幸になるケースが多いのですが、こうした職場にこそ「看護師長になりたい」という看護師は必要なのです。

目標をもって準備を進めていく

看護師長になるためには、まず「看護管理」を学ぶこと。そして、その機会は自分でつくることです。

職場の看護実践だけでは学ぶことのできない部分も多いので、看護管理関連の研修に自発的に参加したり、関連図書を読み漁りましょう。

 

また、看護師長になるための有益な研修、学習は、看護分野だけじゃありません。
労務管理、カウンセリング、社会福祉関連など、学びの視野を広げていきましょう。

看護師長を目指すに”早すぎる”はない

こちらのデータでは、看護師長の平均年齢は48.5歳となっています。

 

 

が、実際は、こうしたデータや一般的なイメージよりも若いうちに看護師長になる人が多いのです。35歳前後、早い人では30代前半で看護師長になる人もいます。

「看護師長になりたい」に、早すぎることはありません。

ポストが空くときが最大のチャンス!「師長になりたい」の意思表示

看護師長のポストは限りがあります。
昇進や定年、勤務異動、その他の諸事情で、現在の看護師長が異動や退職する予定があるのか、というリサーチは重要です。

その動向をふまえた上で「看護師長になりたい」「看護師長になることを目指している」という意思表示をしましょう。

 

例えば、看護師長の一つしかポストがない職場で、まだまだ辞める予定も辞める気もない現看護師長に対し「私、看護師長になりたいですっ!」と意気揚々と宣言するのは、「宣戦布告」ととられかねません。

定期的な面談の機会に、将来のキャリアプランとして「看護管理職を目指したい」とソフトに意思表示をしておきましょう。

 

ポストが空きそうにないなら、看護師長を目指した転職を

残念ながら今の職場では看護師長のポストが空きそうにないー、でも、看護師長になりたいし、ほぼほぼその準備も整ったー、

ならば、転職です。

 

看護師長になるための転職方法を、いくつかご紹介しましょう。

看護師長求人に応募する

看護師転職サイトを利用し、看護師長の求人に応募する方法があります。
しかし、求人自体が少なく、「師長経験者希望」という条件付きのケースもあり、求人探しは容易ではないでしょう。

近い将来の師長候補として採用される

即「師長」としての採用ではなく、数ヶ月~1年ほどスタッフとして勤務したのちに看護師長にー、という求人もあります。

この期間に職場に慣れると同時に、看護師長としての適性が判断でき、双方にメリットのある採用方法です。

看護師長になるための転職であっても「しばらくスタッフでー」という猶予は持っておいたほうがいいでしょう。

職場外のネットワークを活用し、ヘッドハンティングを受ける

レアなケースですが、研修や学会、勉強会を通じてヘッドハンティングを受けるケースもあります。

職場外のネットワークは、他の職場の実情を知る機会にもなるので、有効に活用しましょう。

 

看護師長になるための転職 知っておくべきリスク

看護師長を求人している職場は、本来なら、今いる看護師の中から看護師長を選出するのがベストなのにそれができない職場事情ー、つまり適任者がいない、という問題を抱えた職場かもしれません。

毎年退職者が多く、経験や能力も足りず、人間関係も良くないー。

こうした職場が外部から看護師長を採用する苦渋の決断をするケースも珍しくないのです。

 

また、看護師長の仕事は職場によってさまざまです。
「管理業務」に加えて、スタッフと同等の日常業務があったり、時間外業務が非常に多かったり(しかも手当がつかないことも)、現実は想像以上に厳しいかもしれません。

 

しかし、こうした職場をいい方向変えていくことこそ看護師長の役割であり、やりがいではないでしょうか。

「看護師長になりたい」を実現し、ぜひ次世代の「看護師長になりたい看護師」を育てていただくことを、私は切に願っています。

 

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看護師長になりたい 【現実的方法】のまとめ

・看護師長を選ぶ明確な基準がない職場は多い
・中小規模の病院で看護師長を目指すなら、自分で「看護管理」の勉強をしておく
・最大のチャンスは現職場で師長のポストが空くとき! 日頃から動向調査を
・そのチャンスがなければリスクを承知で転職を

 

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